教科学習

理科

教科の特徴

聖学院の理科教育は、実験・観察を通して「知的好奇心」を育む実践を積み重ねてきました。中学校では知的好奇心の芽を育てることを重視しており、①実物に触れる機会を設ける、②現象に対する「なぜ?」を引き出す、③法則性の発見とそこから来る感動体験を大切にする、④科学的・論理的思考力の育成のために実験・観察をたくさん実施する、などの授業展開を心がけています。中高6年間での最終的な目標は、21世紀の市民にふさわしい科学的リテラシーの習得と、自ら学び続ける「自発的な学び」の姿勢の習得です。
聖学院では、「なぜ?」の気持ちを起こさせるしかけを作り、仮説を立て、実験・観察で科学的思考を育てていくカリキュラムを実践しています。中学校3年間で、およそ150種類の実験・観察を扱います。現行課程では、高Ⅱ終了時までに「物理基礎」、「化学基礎」、「生物基礎」の基礎3科目と、「物理」+「化学」または「生物」+「化学」の2科目を履修します(理系の場合)。
また各授業で21世紀型教育を意識した授業を実践しており、グループ学習やICTを用いた学習手法を導入しています。思考力や表現力を高める活動の一環として、高Ⅱ理系では1年間かけて「課題研究」に取り組みます。

Extensionsの例

◆ 高校Ⅰ年生「力学的エネルギーと仕事」
ピタゴラスイッチをデザインしよう。条件:物体の速さが2倍となること。