グローバル教育

帰国生のための授業・学習

帰国生入試の先駆けとして、20年の実績

聖学院の教育理念は 「Only One for Others」です。個人を尊重し、他者のためを考える人間教育が根本にあります。これは、海外であろうと国内であろうと、異なっていることを前提としそれを個性として受け入れることでもあります。異文化で育った帰国生を、広く、フラットに受け入れる土壌があります。

一人ひとりに合わせた4つのサポート

  • 1.面談の実施
    入学時には、保護者+担任を含めて「帰国生プログラム」を丁寧に説明します。

  • 2.学習サポート
    帰国生の未履修項目をイヴニング特別講座(学内塾)で個別にサポートします。

  • 3.検定試験対策
    英検、TOEFL、SATなど、進学時に必要な検定試験対策を行っています。

  • 4.出願サポート
    欧米・豪州・アジア各国等、海外大学進学の出願サポートを行っています。

社会とつながるツールとしての英語教育

英語の授業では、帰国生などに向けた 「SSコース」を設置(週6時間)。同コースでは、ネイティブ教員によるオールイングリッシュの授業にて、英語でのプレゼンテーション、英字新聞の多読、エッセイの練習などを行っています。英字新聞などを使い、「ソーシャルイシュー」(社会問題)に触れながら、そこで用いられている実践的な単語や表現方法を学びます。次に自分の考えをまとめて意見を述べたり、ディスカッションしたりします。ソーシャルイシューを取り入れることで、内容の濃い議論ができ、単に英語の表現を学ぶことにとどまらない充実した授業となっています。

「原体験」の場を提供する海外研修

近年、ペンシルバニア大学やワシントン大学などの米国難関大学や台湾の国立大学など海外大学への合格実績を伸ばしていますが、その背景には生徒が主体性を持って取り組める農富な海外研修プログラムがあるためです。短期研修では、オーストラリア・アメリカ・イギリスでのホームステイ型・語学研修、タイやカンボジアでのプロジェクト型研修など、他校には見られない多彩な研修形態となっています。また、アメリカやイギリス、ニュージーランドの提携校への長期留学プログラムも用意しています。その一つひとつが人生の「原体験」となるようにプログラムを企画しています。大きく成長する中高6年間に海外での原体験を持てることは、今後の人生に大きく役立つと確信しています。

在学生の声

英語を伸ばしてくれる環境があったから、
世界に羽ばたこうと思えました

高校Ⅱ年生 関 悠利さん[海外滞在国:ベトナム]

聖学院は帰国生が多いため、他の生徒にも受け入れられやすいのではないかと思い受験しました。聖学院に入って感じることは英語のレベルの高さです。SSコースでは中3になると英検準1級〜1級レベルの授業を行なっています。またSSコースに限らず英語を伸ばしてくれる学校だと感じています。音やリズムに合わせて体を使って英語を覚える授業があり、ネイティブの先生が身振り手振り、時には役を演じて分かりやすく説明してくれます。英語を話すとき、分からない表現があっても先生がサポートしてくれますし、そもそもクラス全体が分からないことをマイナスと捉えないので、みんな積極的に発言します。私は英語圏からの帰国生ではないため、入学当時はレギュラークラスでした。しかし英語を後押ししてくれる環境と先生のおかげで今はSSコースにいます。聖学院で伸びたのは英語の語学力だけはありません。これから社会での英語の重要性や、英語自体が目的ではなく英語をツールとして使いこなすことの意義などを学びました。これからは留学やタイ研修旅行、オーストラリア語学研修などに参加してみたいと思っています。

帰国生を受け入れてくれる環境が、
自信につながりました

高校Ⅰ年生 藤原 一真さん[海外滞在国:ミャンマー]

聖学院には帰国生がたくさんいます。お互いの境遇に共通点があるため話しやすく、とても安心感があります。他の生徒にとっても帰国生がいて当たり前の環境なのでとても馴染みやすいです。また聖学院には英語の習熟度別クラスがあり、自分の努力次第でより高度なクラスに変わることができます。僕が聖学院を選んだ理由もここにあります。とはいえ聖学院に入ったばかりの頃、僕は授業で英語を話すのが得意ではありませんでした。しかし、帰国生が多いという環境が次第に僕に自信を与えてくれました。加えて聖学院の先生は話すことを促すより、僕の英語を聞き取ろうとしてくれて僕に寄り添ってくれました。気がつくと英語で話すことが普通になっていました。今僕はSSコースにいます。僕は英語が好きです。今、友だちと何人かで英語を使ったボランティアや洋画を見て英語のフレーズを研究する英語クラブを作ろうとしています。クラブが設立したらディベート大会に参加し、優勝を目指したいです。卒業後は海外の大学に進学したいと思っています。

覚えるためではなく使うための英語だから、
授業が楽しいです

中学2年生 渡邉 壮一郎さん[海外滞在国:中国]

中国の上海に小学校2年生から3年生くらいまで滞在していました。上海ではインターナショナルスクールに通っていて、その学校では授業は全て英語で行われていました。帰国後も小学校とダブルスクールでインターナショナルスクールに行っていました。聖学院小学校に通っている幼稚園時代の友だちがいて、聖学院のことはその友だちから聞いて知りました。聖学院を選んだ理由はそれがきっかけです。入学して、聖学院は英語がとても充実していると感じました。特にSSコースはインターナショナルスクールととても似た授業をしていて馴染みやすかったです。黒板の板書を書き写すのではなく、授業のテーマを題材にグループワークやディベートをしています。英語を手段として実際に使う授業です。先生も生徒の意見を尊重してくれてとても楽しいです。また、英語に限らず学校全体として、自分が尊重されていると感じる雰囲気がありとても過ごしやすいです。小さい頃からキノコが好きだったので、将来はキノコの研究をする道に進みたいと思っています。菌類の力で病気を治したりしながら、困っている人を助けていけたら良いなと思っています。