【高2理系化学】生成AIで試験対策
聖学院の高校生は情報の授業において生成AIの1つであるChatGPTの使用許可を、各ご家庭からいただいています。
理系選択の生徒全員が履修する理系化学の授業において、定期試験前の対策として、生徒たち自身が自分のためのオリジナル自習教材を用意することを目的に、ChatGPTを用いて作成しました。
【作業の流れ】
・基本となるプロンプトを教員から提示
例)現在高校1年生です。化学基礎の定期テスト対策をしたいので、物質の分離について、50点分の問題を作ってもらえますか?
また問題を解きたいので解説は間を空けてお願いします。
・実際に投影しながら生成してみせる
・生徒たちが単元や配点などを自分なりに修正しながら、自分の得意・不得意やよく確認したい単元・分野に焦点を合わせたオリジナルの対策問題を生成し、問題を解く
大まかな流れを説明し問題を生成してもらった後、「回答するので採点してもらえますか」とプロンプトを送ると、回答に従って採点してくれることまで伝えました。
生徒たちは直近にある定期試験対策として、授業プリントや教科書の目次を使いながら、正誤問題や語句の問題、文章の穴埋め問題などを生成し、採点してもらっていました。
さらに、続けて同じ単元の対策をしたい場合には、似たような問題を生成してもらう生徒も出てきました。
また生徒たちが驚いていたのが、記述式の問題が生成され、それに回答したときに途中点をつけてくれることでした。
質問に対応しながら、生徒たちが主体的に学びを深めている姿をみて、生徒たちの可能性を感じると共に、この先AIを中心に大きく変革していく世の中に飛び込んでいく生徒たちにどんな学びを届けようかを深く考えた時間でした。(担当教諭:早川太脩)