SEIG NEWS

【レゴキング選手権・学校説明会】創造力が熱くぶつかったレゴキング選手権

フューチャーセンターが熱気に包まれたレゴキング選手権

7月12日(土)、今年で13回目を迎えた小学生対象(5・6年生)の「レゴキング選手権」は、聖学院が主催する人気のイベントです。子どもたちの思考力、創造力、表現力を育むこの大会は、今年も募集開始からわずか数分で定員50名が満席となる盛況ぶりでした。
会場となったフューチャーセンターでは、10人ずつ5つのグループに分かれ、それぞれのグループから「レゴキング」が一人選出されるという流れで進行しました。聖学院が誇るLEGO® SERIOUS PLAY®の研修を受けた教員の中から、今年は伊藤航大教諭がプログラムを構築しました。

開会セレモニーはガイホールで行いました

伊藤航大教諭

採点ポイントを発表

<前半戦:ワクワクの具現化>
作品制作は前後半の2部構成で行いました。前半のテーマは「あなたがワクワクしているときはどんな状況ですか?」です。参加した小学生たちは、それぞれの考えや体験をレゴ®ブロックで表現していきました。完成した作品はグループ内で紹介され、他の参加者からの質問にも活発に答えながら発表が行われました。発表後には投票タイム。自分以外の作品の中から1位、2位、3位を選び、投票用紙に記入して提出しました。

前半のテーマ

作品づくりに取りかかります

完成した作品たち

グループ内で発表会

<後半戦:見えない「壁」を乗り越える創造性>
後半の作品制作に入る前に、伊藤教諭から興味深い指示がありました。「今作った作品の中から、特に『ワクワクしている』部分を取り出してください」。参加者たちは、この部分を「コアパーツ」として残し、それ以外のブロックはすべて崩してバッグに戻しました。
「コアパーツ」だけが置かれた状態で、後半のプログラムがスタートします。後半のテーマは「冒険の中の主人公に立ちはだかる『ワクワクする壁』」。子どもたちからは「壁って見えるもの?見えないもの?」「難しい~」といった声も聞かれましたが、不思議と彼らは次第に夢中になって制作に没頭していきました。そして完成した作品は、前半と同様に発表され、グループ全員で審査が行われました。

後半のテーマ

創造力をフル回転し完成度を高めます

個性あふれる作品たち

後半は保護者の方々も見学に入りました

<2025年度のレゴキングが誕生!>
作品の審査は小学生たちだけでなく、各グループを担当したLEGO® SERIOUS PLAY®の教員らも参加。定められたルーブリックに基づいた加点方式で作品に点数がつけられました。
そして、ついに2025年度の5名のレゴキングたちが誕生しました!優勝作品のナンバーが呼ばれ、前に出てきたレゴキングたちは「え、俺!?」「ドキドキが止まらない!」など、喜びを爆発させていました。本当におめでとうございます!
レゴキングに選ばれた子だけでなく、参加者全員の集中力、発想力、そして組み立てる技術には、私たち教員もたびたび驚かされました。ぜひこれからもその力を磨き続け、いつか聖学院で共に学べる日が来ることを願っています。

本年度のレゴキングたち(掲載承諾済み)

【学校説明会・生徒座談会】
学校説明会では、早川広報部長が聖学院の教育全体についてご説明しました。特に、伊藤大輔教諭による英語教育の紹介と、髙橋国際部長による海外研修プログラムの説明は、具体的な内容が詰まっており、参加者にとって実り多い時間となりました。
また、生徒による座談会では、中学生2名と高校生2名が登壇。参加者からの質問に、生徒ならではの視点で率直に、そして和やかに答える姿は、聖学院の飾らない魅力と、生徒たちの生き生きとした学校生活を伝える、貴重な機会となりました。

学校説明会は講堂で

伊藤大輔教諭

髙橋国際部長

生徒座談会

【校内見学会】
ホームルーム教室や理科実験室といった主要施設の見学に加え、聖学院ならではのユニークな活動にも触れていただきました。食堂ラウンジでは、生徒が主体となって取り組む「みつばちプロジェクト」が、その活動成果を報告。また、ファブラボでは、有志の生徒たちが日頃の研究や制作について生き生きと発表し、見学された方々は生徒たちの自主性と熱意に感銘を受けていました。

みつばちプロジェクトの活動発表

ファブラボの機材を紹介する様子

日頃の研究や制作活動を紹介

【思考力セミナー】
レゴ®ブロックを使って、「目に見えるアイデア」と「目に見えないアイデア」という異なるタイプの概念を具体化しました。
目に見えるアイデア: 「未来の傘」を作ってもらいました。完成形が想像しやすいものを実際に制作します。
目に見えないアイデア: 抽象的な問題やその原因をレゴ®で表現します。今回は「国政選挙の投票率低下」という社会課題に対し、データから見えてくる背景(年代別人口構成や投票率の推移など)を考察し、その「目に見えない原因・要因」をレゴで形にし、さらに言葉で説明しました。
難しいテーマではありましたが、果敢に挑戦する小学生たちの姿に驚かされました。

早川教諭による思考力セミナー

データを読み込みイメージします

集中してレゴ®ワークに取り組む小学生たち

【高校GIC説明会】
伊藤校長からのご挨拶をはじめに、GIC(Global Innovation Class)統括長の山本教諭からは教育内容や特色について詳細な説明を行いました。また、授業体験として、STEAMものづくり体験では、在校生と共に手を動かし、クリエイティブな発想を形にする喜びを感じてもらいました。さらに、土屋教諭からは、独自科目のリベラルアーツについて説明しました。様々な思考的実験を通して世界の見え方を変える「視点」について学ぶ取り組みに、参加者の特に保護者の方々は感銘を受けてくださいました。

伊藤校長によるご挨拶

山本GIC統括長

在校生と一緒にSTEAM授業体験

土屋教諭によるリベラルアーツの授業体験