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【高校野球部】主将の責任感と次代へのバトン:第107回全国高等学校野球選手権大会

7月12日(土)、駒沢公園硬式野球場にて、第107回全国高等学校野球選手権大会2回戦が行われました。相手は目白研心高校です。昨年は4回戦まで進出している学校です。

聖学院の先発投手は、背番号1を背負う3年浦澤。25人のチームをまとめる唯一の3年生で、ここまで一生懸命チームを引っ張ってくれたキャプテンです。初回、1死3塁からインコースの甘いボールを3番打者にライトスタンドに運ばれ、2点を先制されました。続く2・3回も相手の四死球から連打を浴び5点を追加され、7点追う展開となりました。

しかし、4・5回はランナーを出すものの、粘りの投球で踏ん張り、味方の援護を待ちます。その裏打線が彼の熱投に応えます。2年木村・1年鳥澤の連打から2年砂押の犠打で1死2、3塁のチャンスをつくり、2年紫関の遊ゴロの間に1点を取り返しました。6回に再び1点を失いますが、直後の6回裏の攻撃。1年鳥澤の左前タイムリーなど3点を奪い、8-4にまで追い上げる展開になりました。このまま流れに乗りたかったものの、7回表に3点を失い、最終回も1アウト1・2塁と攻めましたが、3番・4番が倒れ反撃もここまで。11-4で初戦敗退となりました。

悔しい結果となりましたが、粘り強くプレーして反撃できたことは、厳しい冬練習に耐え、練習試合年間約60試合をこなしてきた成長の証です。3年生はこの試合を持って引退となりました。ベンチに戻った際、部員たちに「みんなごめん」と言っていました。自分も悔しいはずですが、部員たちにこのように言える心の強さ・責任感に、成長を感じ感動しました。この悔しさを、今度は新体制となる1・2年生が引き継ぎ、リベンジしてくれることでしょう。夏を経て今よりさらに成長した姿を、これから見せてくれることを期待します。
 

最後に、応援に来てくださった皆様、本当にありがとうございました。秋大会は良い結果をご報告できるよう、高校野球部一同精進してまいります。(顧問:佐藤俊輔)