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【中学】英語力とリーダーシップを育む!夏のイングリッシュキャンプ

夏休み期間中の8月20日(水)~22日(金)に、イングリッシュキャンプを行いました。中学生72名が参加し、約10名ずつのグループに分かれ、英語漬けの時間を過ごしました。初めは緊張していた生徒も徐々に慣れて、最後には堂々と話すことができるようになりました。

また、今年度は学年も取り払い、中学1年生から3年生までが各グループに入る混合型で編成しました。先輩が後輩を受け入れる形がどのグループでも見ることができて、先輩の面倒見の良さが目立つ各活動となりました。最年少である中学1年生も臆することなく先輩たちと協力している姿を見て安心しました。

初日は自己紹介に取り組みました。授業の中でも一度は挑戦したことのあるテーマですが、一味も二味も違います。日本語でよく使われているカタカナ外来語の本来の意味を確認したり、発表におけるポイントを丁寧に確認して行きました。表情や姿勢、声量、アイコンタクトなど様々な項目を意識して発表に臨みました。発音についても、単語と単語をつなげるリンキングを意識することで、より自然な英語に近づけることを目指しました。

2日目は、講師の方々の出身国についての紹介です。講師をしてくださった方々はクラスによって出身国が異なります。英語がいかに多くの国で話されているのかを考えさせてくれます。クイズ形式で進んだり、質疑応答があったりと、各クラスの先生の個性がよくわかる内容となりました。この日の後半は、ロールプレイを行いました。いろんな場面を想定してその立場になりきってその場面を演じます。しかも自分でその原稿を作るのでとてもユニークです。例えば、レストランでの店員と客のやり取りですが、客の無茶振りに平然と対応する店員の会話文を英語で考え、それを原稿にしていきます。今の時代、デバイスをひらけばいくらでも英語に翻訳してくれます。この時代に求められるのは、英語力よりは、発想力や構成力になるかもしれません。そして、何よりも発信力です。AIは発展しても、人前での発表や表現は、代替出来ません。こういったテクノロジーと共存していくことも英語教育です。

いよいよ最終日です。オリジナルのスキットは各クラスとても面白かったです。この日を迎えるのを緊張している生徒も多かったようです。こういう緊張もキャンプならではです。通常の授業よりも注目度が高いためです。カリキュラムはこのような生徒も考慮した形になっており、最終日の午前は英会話を駆使したゲームです。気持ちをときほぐし、いよいよ発表です。皆、凛々しい姿でとてもかっこよかったです。オーソドックスなものからかなりユニークなものまで盛りだくさんでした。

夏休みに得たこの経験を、ぜひ授業や今後の海外研修に繋げて欲しいです。聖学院には多くの海外研修が用意されています。中学の段階で英語に慣れておいて欲しいです。この経験が皆さんをオーストラリアへ、アメリカへ、ネパールへ導くと思います。また、長期休暇中の研修のみならず、短期留学、長期留学へ繋がるかもしれません。イングリッシュキャンプにはそんな可能性が秘められています。来年以降の参加も待っています。(担当教諭:伊藤大輔)