10月11日(土)の放課後、目黒区にある玉川聖学院にて開催された「第16回 東京祈りの輪」に、本校の有志の生徒10名と共に出席してきました。東京祈りの輪は東京地区のキリスト教主義学校の生徒や教職員が集まり、礼拝と祈りをささげる会です。今回は「ミャンマーのために祈る」と題して平和を願うために開催され、9つのキリスト教学校から約100名の参加がありました。
第1部の礼拝では、安藤理恵子学院長(玉川聖学院)のメッセージの後、各校の代表者たちがミャンマーのために祈りました。
第2部では玉川聖学院と東洋英和女学院のミャンマー支援の活動報告を聞きました。また、ミャンマーで医師をされている荒川泰子先生をお招きし、クーデター以降の現状を伺いました。その後、本校の野中茂壮(高2)が登壇し、高校GICプロジェクトの宗教文化ゼミ『innore designプロジェクト』紹介と、ヤンゴンカルタを行いました。カルタには本人とご家族が撮影したミャンマーの風景が使用されています。カルタの解説に耳を傾けながら遊びを通してミャンマーについて理解を深めることができました。
第3部では、参加者ひとりひとりがミャンマーの平和のために祈りました。主なる神の御心に叶うよい会となりました。(引率:久保哲哉)
【innore designプロジェクトについて】
高校GICプロジェクトの宗教文化ゼミでは、innore designというミャンマー支援プロジェクトを展開しています。この名称は、innovation(新しいアイデア)とre(人々の再起を支える)という二つの想いから名付けられました。このプロジェクトはメンバーの1人がミャンマーでクーデターを実際に経験したことに原点があります。帰国後に、人々からミャンマーへの関心が薄れていく中で、日本の同世代の若者達の社会問題への無関心に強い危機感を持ち、隣人愛を実践できる人々の輪を広げるためにこのプロジェクトをスタートさせました。
innore designではミャンマーの伝統的な民族柄の織物を使用して聖書カバーや聖書バッグを作成・販売し、その利益をミャンマー支援のために用いようと計画しています。また、現地の縫い子さんに製作を依頼することで職を提供し、2025年3月28日に起こった震災からの復興の途上にあるミャンマーにおいて、困難な状況にある女性たちの自立支援に役立ちたいと願っています。