SEIG NEWS

【中2】糸魚川農村体験 事前学習レポート:「野菜親善大使」として、食と社会を考える

野菜親善大使となって調査した野菜をプレゼンする生徒たち

本校では、中学3年生の5月に、新潟県糸魚川市にて「糸魚川農村体験学習」という宿泊行事を実施しています。生徒たちは、自らが育った都会とは異なる環境で、田植えや植林などの農業・林業体験を通して、自分を取り巻く社会の広さと多様性を肌で感じ、学びを深めます。

そして、この宿泊行事の意義を最大化するため、事前学習と事後学習を特に大切にしています。この伝統的な行事は例年5月中旬に行われるため、事前学習は中学2年生の2学期から3学期にかけて、学年のLHR(ロングホームルーム)を中心に取り組みます。
今年度の事前学習では、LHR全3回の企画として「野菜を知ろう」をテーマに取り組みました。

中2教室前廊下にはお米レシピが掲示

今日の取り組みの説明をきき、準備する様子

プレゼン用ルーブリックが配布

【食材から社会課題へ「野菜を知ろう」企画の目的】
この企画は、生徒にとって身近な食材である「野菜」について、知識を深め、調理を実践する過程を通じて、「食」にまつわる社会課題や背景について考えることを目的としています。
今回調査対象とした野菜は、9月〜10月に糸魚川で収穫される7種類の野菜(茄子、トマト、きゅうり、オクラ、ブロッコリー、長ねぎ、ゼンマイ(水煮))に絞り込みました。

【「野菜親善大使」による調べ学習とプレゼンテーション】
生徒たちはくじ引きによってそれぞれの野菜の「親善大使」となり、グループで調べ学習を行いました。調査項目は以下の6点です。
1.栽培に適した環境
2.糸魚川市と東京との収穫時期の比較
3.栄養素
4.適した保存方法
5.価格調べ(地元のスーパー2~3店舗で調査)
6.おすすめの調理方法
これらの情報をポスターに分かりやすくまとめ、担当する野菜の知識や魅力を伝えるプレゼンテーションに臨みました。

プレゼン①

プレゼン②

プレゼン③

プレゼン④

【最終回は親善大使決定戦!】
最終回となる本日(10月22日)は、各クラスでプレゼンテーションの発表が行われました。生徒たちは、どの班が「親善大使」として最も魅力を伝えられたかを基準に投票を実施し、その結果、金賞・銀賞・銅賞が決定します。
この事前学習での学びや探究心は、来年度の糸魚川での体験学習へと繋がり、生徒たちの視野を広げる貴重な土台となることでしょう。来月の創立記念祭で、今回の活動を掲示する予定です。

プレゼン⑤

プレゼン⑥

プレゼンを聞く様子

投票を集計中