SEIG NEWS

【海外研修】タイ研修報告➂ 山にこだまを聞きに行く

キレイにプリントできるように支える生徒たち

メーコック財団(MKF:Mae Kok Foundation)の子供たちに何とか楽しんでほしくて、生徒たちは3つの班に分かれ、それぞれの企画を用意してきました。

【レクリエーション&パーティ班】
・互いに名前と顔を覚えるための名札づくりワークショップ(12月23日夜)
・Tシャツプリント待ち時間のための交流レクリエーション(12月25日午後)
・さよならパーティ(12月29日夜)

【Tシャツ&壁画制作班】
・シルクスクリーンプリントによる記念Tシャツ制作(12月25日午後)
・壁画制作(12月27日~30日)

【チャリティバザー班】
・チャリティバザー開催(12月28日午後)

記念Tシャツ制作

目隠しチャンバラで遊ぶ

壁画制作

さよならパーティー

子供たちと一緒に記念Tシャツを作ります。思い出のTシャツをプレゼントするだけでなく、制作の過程も楽しもうという企画です。
生徒がTシャツの絵柄をデザインし、あらかじめシルクスクリーンの版を作って現地へ持ち込みました。今回は4種類のデザインを用意しました。好きな絵柄を選んで自分でプリントします。
プリントの待ち時間を取り仕切るのがレク&パーティ班。チームに分かれてスポーツやゲームを楽しみ、お互いの心の距離を縮めてゆきます。現地に保管しておいたはずの備品がなくなっている、ルールがうまく伝わらないなどの困難もありましたが、機転を利かせて克服していきました。

コーヒーの木のイラストが気にいった少女

遊びの方法がわかるように図を用います

大人気のけんけんぱ

古着を持ち寄って、MKF近くの公園でチャリティバザーを開きました。子育て期間中の親御さんのために子供服を多めに用意しておきました。
MKFの子供たち、OGたちの助けもあり、2時間ほどでほとんどの衣類を販売することができました。服のよさをアピールしたり値段交渉に応じたりする中で、地域の人たちと交流する機会となりました。売上金4,000バーツ(約2万円)をMKFに寄付することができました。

まずはMKFで先行販売

公園でのバザーは開始から大盛況

おすすめ商品を粘り強くアピール

旅の後半に壁画を制作しました。アヌラックさんからトゥクトゥク(3輪の小型タクシー)の絵を壁に大きく描いてほしいと依頼を受けたのです。
その壁は古いキッチン棟の裏側で、以前は誰も目に留めることのない壁でした。しかし、新しいシェアルームが出来上がると、そこは食堂の真正面に位置することになりました。生徒が依頼されたのは、食事を楽しみながら眺める絵だったのです。
運のよいことに、今年のタイ研修メンバーには絵の上手な生徒が多くいました。子供たちがワクワクする絵を描こう。トゥクトゥク、ゾウ、水牛(畑で働いています)、バナナの木、恐竜、タイと日本の国旗など、子供たちも加わって壁に絵を描いていきました。時間が十分にない中、夜遅く照明を点けて絵に取り組む生徒たちの姿がありました。

完成を楽しみにする子供たち

子供たちも手伝ってくれます

夜が更けても熱心に描く生徒たち

最終日、ついに完成!

無国籍者支援をするアブアリ財団に訪問

アブアリでアカ族式餅つき体験

この小さな川がタイ・ミャンマーの国境

国境を越えて品物がならぶ市場

MKF滞在最後の夜、パーティを開きました。ダンス、マジック、二人羽織り、ドラえもんの寸劇、バンド演奏などかくし芸を披露しました。
子供たちに獅子舞を見せたいが頭の部分を買うお金がないということで、旅の出発前、何人かの生徒たちが職員室に空いたダンボール箱をもらいに来ました。これで頭を作ると言うのです。現地に着いて初めて完成品を見ましたが、その出来栄えのよさに驚きました。
生徒たちはほんの短い時間のために、時間と才能を注いでいました。
パーティの最後は、いきものがかりの『ありがとう』の合唱でした。感謝の気持ちがこもっていました。
創造性は感謝の気持ちで増幅する。生徒たちの姿を見て、そんなことを思わされました。

K-POPダンスを披露する生徒たち

”すくすく育て”願いをこめた獅子舞

一緒に楽しむ時間は宝物

子供たちのダンスに加わる生徒たち

「子供たちのことをこんなに大切に思ってくれて、ありがとう」アヌラックさんは涙ぐんでそう言ってくださいました。生徒たちの気持ちが、ぎゅっと抱きしめたぬくもりが、子供たちの将来を明るく照らしてくれたらいい。本当にそう願います。

お揃いのTシャツを着て完成した壁画の前で記念撮影

『山にこだまを聞きに行く』これは今回の研修旅行に付けた名前です。
タイ北部の山岳地帯。旅で出会った多くの人たち。生徒たちは誰にむけてどんな言葉を発したでしょうか。そして、どんな響きを聞いたでしょうか。帰国後、レポート、エッセイ、紀行文の執筆を通してその答えを出してゆきます。(文:伊藤豊)

 

【海外研修】タイ研修報告➀ 山岳民の暮らしを体験する ⇒コチラから
【海外研修】タイ研修報告➁ クリスマスの奇跡~メーコックと聖学院~ ⇒コチラから