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【図書館】111年前の「今日」がはじまりでした

聖学院中学校が文部省(現・文部科学省)からの認可を受け、授業を開始したのは1906年(明治39年)9月11日のことです。

当時の日本は、日露戦争が終わった直後で、「戦勝国」でありながら、その成果が期待通りに得られず、国民の不満が政治や西洋社会に向かっていた時代でした。

このことは、本校の開校にも少なからぬ影響を及ぼし、1906年4月の「日誌」では、既に使用教科書の手配が完了していたにも関わらず、文部省からの開校許可がなかなか下りない状況でした。そうした苦難を乗り越えて、ようやく9月に入り入学試験を実施。授業式が執り行われました。

それから111年。聖学院は、「神と人とに捧げ尽くす」という建学の精神を、いまもなお、堅持しています。

図書館で所蔵している開校当時の校内の様子を記した日誌と、明治期の卒業証書をご覧頂けます。

図書館HP