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【授業now】中学3年 社会科(公民科)のクエストカップの取り組み

本校では「答えのないものに答えをみつける、生み出す」をキーワードに、中学3年生の社会科の時間で週に1回、(株)教育と探求社が主催するクエストエデュケーションの取り組みを行なっています。

今年度は例年よりも早目にクエストエデュケーションの取り組みを始めています。4月には「イノベーションについて考える」「社会課題とは何か~社会問題と社会課題の違い~」というワークショップを行ないました。
5月11日(金)の4回目の授業では、㈱チームイノベーションの方々にご協力をいただき、SDGsゲームを実施しました。SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、国連加盟193か国が2016年~2030年の15年間で達成する行動計画です。メインメッセージは「2030年誰ひとり取り残さない社会の実現」。2030年に向けた17の大きな目標と、それらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されています。
今回のSDGsゲームでは、生徒達は自分の人生のゴールを想定し、世界をシミュレーションした上で、2030年までのプロジェクト活動を行ないました。「経済」「社会」「環境」の3つの指標があり、「経済」が成長すると「環境」が悪化したり、「環境」のバロメーターが足りなければプロジェクト自体ができないなど、経済と環境の両立の難しさを生徒達は実感したようでした。
授業担当者としては、生徒達には「知ること」「気づくこと」の大切さを伝えたいと思っています。知らないことは考えられません。気づくことによって心がふるえます。「考える」だけではなく、自分事として「行動する」。クエストエデュケーションの取り組みでは、生徒達の学びと社会との関わりを伝えていきたいと思っています。