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【報告】タイ研修旅行 現地レポート③

カレン族ルアミット村のクリスマス礼拝(25 Tue)

12月25日(火)

メーコック財団からコック川をはさんだ対岸にルアミット村があります。チェンライ県ではエレファント・キャンプがある村として知られています。カレン族の村です。

私たちはルアミット村のクリスマス礼拝に招かれました。

キリスト教は山岳少数民族に広く信仰されています。21~22日に滞在したパーキヤ村のカトリック教会では、民族衣装で正装した村人たちが集まり、クリスマスのミサを捧げていました。私たちがルアミット村の教会に着くと、方々の村から人びとが集まり始めました。カレン族の他、モン族、ラフ族、ヤオ族、アカ族、タイ人、そして私たち日本人・・・最終的には数百人が集まりました。礼拝後にはそれぞれの村から料理を持ち寄って、大変にぎやかな昼食会が開かれました。

12月26日(水)

アリヤ・ラッタナウィチャイクルさんは長く山岳少数民族の自立支援活動に尽力されています。外国人技能実習生として鹿児島県で農業に携わった経験があり、日本語も堪能です。メースワイ郡の山間地に生徒寮「夢の家」を開き、子供たちの就学と就職の支援を行っています。この日はチェンライ郊外にあるアリヤさんの事務所を訪れ、「無国籍問題」について学びました。

2018年6月、サッカーチームの少年とコーチがタムルアン洞窟から救出されるというニュースが世界を駆けめぐりました。このニュースによって山岳少数民族の無国籍問題が世界に知られることとなりました。彼らは国籍を持たないため、人権が十分に保障されていません。無国籍の原因と実態を一通り理解をした上で、国籍取得や就学・就職などの支援活動についてお話しを伺いました。

生徒たちからは「生まれた境遇によって人生が大きく左右されてしまうのは不平等だ」「無国籍の責任を当人に押し付けることはできない。支援活動が欠かせない」「日本でも外国人労働者が増えれば、同様の問題が起こるのではない」などの感想が出ました。

夜はメーコックの子供たちと一緒に「記念Tシャツ」を制作しました。メーコックの子供が描いた絵を本校生徒がデザインし、現地にてシルクスクリーンの技法でプリントするというイベントです。版の制作、Tシャツサイズの確認と発注、会場設営、プリントの手助け、待ち時間に行うゲーム会の運営など、プロジェクトのほぼすべての活動を生徒だけで行いました。