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自分の心を守る

高校三年生の来年度指定校・公募制大学推薦入試志願者対象の校長面接を始めました。朝、昼、放課後に分けて一日5名前後と面接をします。面接で必ず尋ねることは、本校での6年間で一番心に残っていることは何かということです。皆、高いレベルの推薦基準を満たしている生徒ですが、彼らの口から出る言葉は、部長或いは副部長として6年間続けたクラブ活動のこと、成績が伸び悩んで挫けそうになっていたときに声をかけて支えてくれた仲間のこと、体験学習での気づきから大学での研究テーマが見えてきたことなどです。
彼らの話を聞いていると、彼らが6年間の中で「自分の原点」となる確かな経験をしているという事実、そして、それを心にしっかりと保っており、かりに将来人生で行き詰まったり、挫折しそうになったときに立ち返り、そこから再び勇気をもらって立ち上がることができる「自分の原点」を心にしっかり持っているということが伝わってきて頼もしく感じました。

「何を守るよりも、自分の心を守れ。そこに命の源がある。」(箴言4章23節)