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【中学入試】2日目のM型思考力入試

思考力の問いと向き合ったあと、協働振り返りの作業に入っている様子

M型のMは「Mathematic(グラフの読み取り)」・「Meta認知(物事を俯瞰して見る力)」・「Metamorphose(変容、変化)」の3つの頭文字を合わせた思考力入試です。2022年度のM型思考力入試では、『雲』をテーマにさまざまな角度から問いが出題されました。

例えば、配付された資料集のページをめくると、見開きに現れた16個の雲の写真。これらの雲をグループに仕分け、その際に何に注目して分けたのか説明を記します。また、西洋の絵や日本の浮世絵に描かれている雲を、描き方の違いや共通するところを書き出したり、同じ絵でも雲が描かれているものと描かれていないものを見比べるてどのように印象が変わるのか、書き出したりしました。

雲の種類が説明された資料集を確認しながら

西洋の絵と浮世絵を見比べています

次に、ここまでの情報抽出、比較分類の作業を振り返って、人々にとって雲がどのような意味を持つのか新たな問いの探究を行いました。これは200字に書きまとめる作業です。
最後に、協働振り返りの時間が始まると3~4名のグループに分かれ、グループ内で自分の『雲』に対する意見を述べたり、他の人の考えを聞いたりするミニ発表会を行いました。ここで仕入れた新しい発見を解答用紙に書き加え、110分のM型思考力入試は終了です。

発表が終わるとみんなであたたかな拍手

受験生と一緒につくり上げた思考力入試

受験生たちはみな、真摯に問いに取り組んでおり、発表会でも熱意をもって意見を述べてくれていました。その受験生たちの姿に、M型思考力入試の採点担当者たちは感動し、とても良い入試が出来たと、受験生たちに感謝の気持ちを言葉にしていました。