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【高2英語】クジラのコミュニケーションを学び、人間に順応できるか英語でリテリング

ペアになって英語でリテリングに挑戦する生徒たち

11月29日(水)2時限の高2D組は、フューチャーセンターで英語の授業を行っていました。今日のテーマは、音のコミュニケーションです。担当の伊藤大輔教諭は、クジラの音のコミュニケーション方法を紹介して、始めから終わりまで、教諭も生徒も英語で授業は進みました。

伊藤教諭は、始めにいくつかの動物を提示して、どんな分類になるかクイズを出題しました。生徒たちは自分なりに分類し、説明しました。そして、音響コミュニケーションと超音波コミュニケーションの分類がわかると、それらの違いや定義を解説しました。

動物を分類するクイズ

ロイロノート上で解答作業

英語科主任でもある伊藤教諭

この分類によるとクジラと人間は同じ音響コミュニケーションを行う生き物であることが判明しました。クジラには私たちのように口から音を出す「声帯」はありませんが、鼻の穴の奥にあるひだをふるわせて音を出しています。クジラの仲間同士が出す音にはいくつかのパターンがあり、コミュニケーションを行うにあたって4つの特徴が見えることを、伊藤教諭は英語で説明しました。

① long range structures
② transmit
③ pass on
④ evolve/evolution

クジラの音のコミュニケーションについて

伊藤教諭の英語を集中してきく生徒たち

分類の意義は再現性です。クジラに当てはまる特徴は人間にも当てはまるはずだという、伊藤教諭の問いです。英語の発話には自信がない生徒がほとんどですが、それでも全員が問いに向き合い、クラス全体で挑戦する雰囲気が高まっていることを感じました。試行錯誤しながらも、今日学んだ、クジラの音のコミュニケーションと同じく音を伝え合う人間に順応できる部分はどこかを再構築し、ペアになって自らの英語で話す作業は圧巻でした。全部が出来なくても、理解できる部分をお互い認めあえる関係性が、このクラスにはありました。

キーワードをヒントに英文を再構築して自らの英語で相手に伝えます

伊藤教諭が、常に「Let's go!」と声をかけて引き出し、話し終わった生徒には必ず「Thanks for sharing!」と称えてくれるやり取りが、とても気持ちの良い光景でした。