【高校GIC・新ゼミ】武蔵野美大の新井恒陽さんによる特別授業
高校GICの新ゼミは、5月11日(土)に、新井恒陽さん(武蔵野美術大学大学院 造形研究科博士後期課程)をお招きし、貴重なお話を聞かせていただきました。当日は、授業参観日ということもあり、多くの保護者の方々にもご参加いただきました。
前半は、新井さんにご自身のエンジニアとしての経験と大学院での研究・取り組みについて紹介いただきました。新井さんは、AR技術やウェアラブルデバイスの研究開発に携わっており、その中で培ってきた知識や経験を学生たちに共有してくださいました。
新井さんが持参してくださった、デバイスの画面を拡張するARグラスや、スマホをスクロールした距離を可視化するアイテムに触れた学生たちは、驚きと感動の声をあげていました。
後半は、「情報社会に関連する事柄のペインとペインキラーを構想する」というワークショップを実施しました。ワークショップには、高3の生徒も見学に来て一緒に活動に参加しました。
ワークショップでは、日常に潜む小さな課題「ペイン」と、それらを解決するアイデア「ペインキラー」について、グループでディスカッションを行いました。学生たちは、創造性を発揮しながら、様々なアイデアを出し合い、活発な議論を繰り広げていました。
このワークショップの内容は、ドミニク・チェンさんの書籍「電脳のレリギオ」の中で紹介されていた授業の内容を参考にしているそうです。
【生徒コメント】
・ 奇抜な発想を無理だと決めつけないで発想のままにせず、作っていこうと思う
・ VRカメラに似たメガネ、スクロールした距離がわかる装置があるなんてビックリ
・ メガネをつけた時に未来が感じられた
・ 美術とテクノロジーの掛け合わせや、その上で人のためにものを作るという視点をもつ
・ 人をだめにするものを、「自分で自制して直す」ことを推奨すること
・ 日頃何気なく行っていることに対してなぜだろうという意識が大事。
【新井さんからのコメント】
持参したARグラスのプチ体験会での 「こういう体験が出来たら面白そう」と話し合う様子や、ワークショップ内での、アイデアを活発に話し合う様子が印象的でした。ゼミの皆さんの高い意欲と姿勢から自分自身も刺激を受ける時間になりました。