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【報告】卒業生特別講演会 中尾次郎先輩

トリンプ・インターナショナル・ジャパン株式会社  中尾 次郎様 (オムニチャネル営業本部 ウエスト ジャパン リテール部兼アウトレット ジャパン リテール部シニア・マネージャー)
講演骨子

聖学院高校にいた時代を振り返って、まず「自由」を感じた。また、先生方が一人ひとりの生徒への人間形成に関わってくれ、主体性・自主性ある人に育ててくれた。在学中、最も影響を受けたのがアメリカンフットボール(以下「アメフト」と略)部の活動だった。入学してアメフトの防具をつけて練習していた先輩の姿に惹かれ、アメフト部に入部。都大会ベスト8まで進出した。高校3年間の経験から “No pain, No gain”(苦労なくして、利益はない)の精神を学んだ。

聖学院高校アメフト部は、今から70年前の1948年に創設。当時、本校で奉職されていた小杉先生が生徒達への声かけにより始まった。また、アメフトの魅力は2つある。①ポジションに対して、得意な所に対応できる ②1つのプレイごとに戦略戦術があることである

体を動かすことが好きで日本体育大学に進学。大学3年生のときアメフトの関東大会へ出場、勝利を収める。さらに、甲子園ボウル(全日本大学アメフト大会の決勝戦)のレギュラーとして選ばれた。大学4年間で、意識改革、古いしきたりからの脱却。実行力・目標達成すべきことを学んだ。教師志望であったがご縁があってTriumph という会社と出会い、1995年に就職。また、アサヒビールがスポンサーの「シルバースター」という社会人アメフトのクラブチームに所属。「守破離」(師からの学びを習得・工夫・発展させる考え方)の精神を学んだ。1999年の第1回アメフト・ワールドカップ(日本が初代王者)で日本代表選ばれたが、代表戦で負傷。リハビリを行い、1年後復帰したが、前十字靭帯を痛める怪我に見舞われ、引退を決意。改めて気づかされたのが、マネージャー・コーチ・トレーナーたちが、自分のプレーする環境を整えてくれたことだった。

現在 Triumph で仕事をしていて、販売員の仕事で良い結果を出すために、その時代で得たことを、今生きるために生かしている。常に、その場、そのときの今があって自分がいる。経験値としての学びが大切で、将来に生かすために、中学・高校の時間を大事に過ごしてほしい。

※講演会にはアメリカンフットボール部の仲間が応援に来てくださいました。また、上野氏が連絡調整を果たしてくださいました。