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出会い=「出て」行って、「会う」

7月の期末考査後から始めた中学1年生保護者との面談が9月28日に終了しました。149名の在校生の保護者のうち、校長面談を希望して下さった61組の方々と面談をさせていただきました。約41%に当たる保護者と顔を合わせて「聞き合う」時間をもちました。

本校を選んでくださった理由や経緯から入学後の学校のこと、授業のこと、クラブのこと、友達のこと、通学のこと、困っていること等をお話ししてくださり、私の方で気づいたことや経験をお話ししました。中学生になって時間の使い方が格段に進化したケースもあれば「できたことノート」(生徒手帳)の扱いに四苦八苦しているケースも伺いました。保護者が喜んでいることや悩んでいることは、適宜、担任の先生にも少しずつフィードバックするようにしています。

この面談は私にとっては貴重な時間であり楽しい時でもあります。保護者の方々も、忙しい中で義務でもないのにわざわざ時間をとって学校に来てくださり、お話ししてくださるのですから文字通り「有難い」ことです。

「出会い」という言葉がありますが、文字通り「出て」行って「会う」ことを意味します。つまり、出ていかなければ会うことも起きないということです。校長面談はある意味この「出会い」と言えると思います。双方が時間を割いて出かけて行って語り合い、聞き合う営み。そこに互いの心に目には見えない信頼関係が結ばれたと感じるのは私だけでしょうか。

人生は出会いで決まるとよく言われます。 素晴らしい先生、よき友、そして一生を共にする伴侶など、素晴らしい出会いは私達の人生にとって宝であり、欠かす事の出来ないものです。生徒諸君がこれからの本校での学校生活の中で、「出て」行って「会う」貴重な体験に恵まれるよう祈りたいと思います。