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「わたしは道であり、真理であり、命である。」

9連休が明けて再び生徒・教職員が元気に学院に集まってきました。全校礼拝をもって一日を始める生活リズムも新中学一年生に身についてきています。今月は来週から中間考査、中3糸魚川農村体験学習、高Ⅰソーシャルデザインキャンプ、中学(30日(木))と高校(31日(金))の体育祭が予定されています。生徒・教職員・各ご家庭にとって、楽しみと緊張が同居する月になりますね。
今朝の礼拝では、十字架に架かられる前日にイエス・キリストが弟子たちに語り遺した大切な言葉を学びました。
「わたしは道であり、真理であり、命である。私を通らなければ、だれも父のもとに行くことはできない。」(ヨハネによる福音書14章6節)
「分け登る麓の道は多けれど 同じ高嶺の月を見るかな」と日本の和歌にありますが、古来、日本人は、宗教を山登りにたとえて、たとえどのような道から登り始めたとしても、みな、行き着くところは同じではないかと考えるところがあります。そして、そのような「道」とは、つまり、自分の力で登っていける「道」であるわけです。どんなに険しい道に見えようとも、その「道」を登ったならば、人間的な完成が待っているかのような道。人の力や正しさというものを期待する「道」であります。
しかし、イエス・キリストは、そのような、自分の力に期待する人々への道を説いたのではなくて、自分自身に絶望し、罪に嘆き悲しむ人々が、父なる神のもとにいくための「道」そのものになってくださったのです。これが福音であります。