SEIG NEWS

受験生のみなさまへ 聖学院クリスマスメッセージ

聖学院 校長・中1生によるクリスマス座談会


左から安藤君、根崎君、山口校長、吉良君、岡沢君

山口校長は、今年聖学院生としてはじめてクリスマスイブを迎えることになる中1生と座談会を開き、生徒の成長ぶりを祝福し、神に感謝しました。

山口校長 今年は、皆さんもご承知の通り、世界では、自然災害や政治・経済において、人々がたいへんな痛みを伴う事件がたくさんありました。そして、今も続いています。≪だがしかし≫、私たちは、望みは捨てずに前に向かっていかねばなりません。皆さんもこの≪だがしかし≫という場面に直面した時はありますか、状況あるいはそんなときどんなことを感じたのか聞かせてください。

吉良君 テストでよい結果がでなかったときなど、がっくりきますが、そんなとき母や父が、これからがんばればよいのだからと励ましてくれます。そんなとき、≪だがしかし≫と思います。

山口校長 お母さんやお父さんの声が聞こえてくるんですね。その声はどこからくるのか、もう少し上からもやってくるかもしれません。

岡沢君 そういうがっかりしたりしたとき、そのままの気持ちでいることは、父も母も決して望まないから、≪だがしかし≫あきらめたりしないようにと思っています。

山口校長 他者の声や望みに耳を傾けることはとても大事なことだと思います。つらいことにあってもあきらめないようにするためにどんなことを心がけていますか。

根崎君 笑顔が大切だと思っています。笑顔を忘れないようにすれば、またやっていこうと思えるからです。

山口校長 ああそれはいいですね。大事なことです。しかも、その笑顔は自分だけのためのものではないのです。根崎君の近くにいる人々にも大事な何かです。

安藤君 僕は鉄研に入っているので、今年の10月に「203系」(常磐線)の電車が無くなったのはとても悲しかったのですが、それでも新型車両が次々と投入されていくので、悲しみは消えます。

山口校長 お父さんやお母さんの声や望み、笑顔、電車の発達。そこに人と人との関係があるけれど、それらを皆さんが大切にしているということがわかりました。クリスマスを迎えるにあたって、その人と人との関係に、聖学院では神の関係を結び付けて、“Only One for Others”の精神を大切にしています。

吉良君 僕はただ一人唯一の存在。≪だがしかし≫他者のために。

山口校長 そうです。決してエゴイズムではありません。さて、聖学院生になってはじめてクリスマスを迎えるにあたって、どんなことを感じていますか。

吉良君 今年は大震災、タイの大洪水など多くの災害がありましたが、これらを通して仲間との「絆」を大切にしていきたいと思います。また、無事にクリスマスを迎えることができるのを神様に感謝します。

岡沢君 僕も、世界各地で自然災害が多く、日本では東日本大震災が起きたことが気になっています。その自然災害は止めようのないものだからです。やはり絆を深め合い確かめ合っていくことが重要です。クリスマスでも僕自身「絆」を大切にしていきたいと思います。

根崎君 二人も言った世界で起きたいろいろな事件や出来事で、親を失くした人もいれば、家を失くした人もいます。友人を失くした人も。この悲しみの中で、今まで深く考えたことや強く深めようと思ったことがなかった「絆」。これが僕にとって一番大切なことになりました。この「絆」という言葉を忘れずにしていきたいと思います。

安藤君 皆と同じで、今年のいろいろな悲しい出来事から、人々同士の助け合う気持ちや「絆」などを忘れてはいけないと教えられました。東日本大震災では、踏切が安全のために勝手にしまり、津波からにげる車が通れなくなり被害が大きくなったと聞きました。津波のような災害緊急の時に、踏切などが安全確保ができる状態で動けるように工夫しなければならないと思いました。1つひとつの出来事を忘れずに、よりよい世界、世の中にしていきたいです。

山口校長 皆さんは、クリスマス、新年を迎えて、聖学院で1年間の学園生活を過ごすことになるわけですが、≪だがしかし≫という BIG・BUTの構えと“Only One for Others”の精神を身につけています。今日は放課後東大フェローの講座で数学を勉強した後に集まってくれて、遅くまで本当にありがとう。そして神に感謝しましょう。

 

中1生が受験生に贈るクリスマスメッセージ

「聖学院の魅力」

吉良君 聖学院は「礼拝」という時間が、朝礼とは別にあります。僕はクリスチャンですが、まだまだ神様のことを知らないので、色々なお話を通して、神様のことを知ることができたらいいなと思っています。

岡沢君 聖学院ではいろいろな物事を実際に体験させてくれるので、自分の身体によく染み込みます。

根崎君 授業がとてもわかりやすく、先生もとても優しいので、毎日の学校がとても楽しいです。聖学院は、ほかの学校とも違って神様について学べて、社会に出たらどのように人のために働くかを知っていけるのが魅力です。

安藤君 神を愛し、人を愛する力がどんどん付いてきます。そこが良いところです。これからの必要なことをたくさん学べるのも魅力です。

「がんばれ中学受験生!」

吉良君 クリスマスの今頃、聖学院に入った後は、どんな生活をするのかなあと想像しながら勉強しました。また、試験を受ける時は「絶対に入ってやるぞ!!」という想いで臨みました。

岡沢君 今の時期はわりと模擬テストなどで結果を残せなくて、正直イライラしていましたが、それでも前向きに努力していけば最終的には結果がでると信じていました。その気持ちを忘れずがんばってください。

根崎君 毎日毎日が大変で、朝から夜まで勉強でとても大変でした。しかし、学校に受かった喜びはものすごく大きいものでした。ほかの学校に受からなかったことは悲しいけれど、次の日また次の日と心を入れ替えてがんばっていけば成功するに違いない、そう僕は信じてきました。今受験でがんばっている人はあきらめずにやって欲しいと思います。

安藤君 今頃は、入れるかどうか怖く、とにかく過去問をやってコツをつかんでいました。しかし、クリスマスや正月もちゃんと過ごしましたが、疲れすぎも防いでいました。とにかく、自分の力を信じてずっとあきらめなければ、神が絶対合格の手を差しのべてくれます。精一杯努力をして「これ以上無理」と思うところまであきらめずにやれば入れます。