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【中2国語】早稲田大学✕聖学院中学校コラボ授業「平家物語」の群読

オンラインで初群読ライブ授業

今年で9回目を迎えた「早稲田大学✕聖学院中学校コラボ授業」。
中学2年の国語の授業を、本校教員と早稲田大学教育学部の院生・学生が協同で行うこの授業では、毎年、平家物語「扇の的」の郡読に挑戦しています。

今年は、新型コロナウイルス感染予防対策のため、教室にいる生徒と自宅にいる学生とがオンラインでやりとりをする新しい授業形態を取りました。

安達教諭による平家物語の背景説明の後、早稲田の学生から「音読、朗読、郡読の違い」についての話や、「同じ言葉でも心情や背景によって読み方が大きく変わる」といった話がありました。

次に、台本づくり。「各場面をどのように読むと効果的であるか?」という問いに、生徒がGoogleフォームを使って自分の意見を提出し、学生がリアルタイムでそれに返答するという新しい形の授業となりました。

タブレットの使い方も慣れています

回答はすぐに学生の手元に届けられ、それをもとに授業を進めます

大学生の話を真剣に聞いています

通信環境の問題など、むつかしい点もありましたが、5クラスすべての授業において、生徒は真剣に取り組み、同時に、教員を志す早稲田の学生にとっても、オンラインで行う遠隔授業が、これからの新しい教育の形になることを実体験する機会となり、実りの多い時間となりました。(国語科教諭 大川 功)