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【授業now】高校Ⅱ年の「現代の社会」の授業

今年度より、高校Ⅱ年の社会科で「現代の社会」という科目を設置しました。
この授業では教師からの一方通行ではない、生徒間での学びあいをベースとしたアクティブラーニング(積極的な学習方法)を展開していきます。

2月は社会保険労務士の方と協働し、「働くとは何か」ということについて考えました。
仮想の「日野田エンターテイメント」という会社が経営難に陥った際に「経営者ならばどうするか」、また、その対処法について「労働者としてはどのように考えるか」など、双方の立場に立って考えました。
生徒達は労働基準法の「理想」と不況下の日本の「現実」の難しさを感じることができたようでした。
またその後「現代社会」の授業で扱った国際経済の単元を切り口に、「世界の貧困問題について考える」をテーマに、NPO法人フェアトレードラベルジャパンとワールド・ビジョン・ジャパンの方にご講演をいただきました。
ワールド・ビジョン・ジャパンの方には、「現代の奴隷制」ともいえる人身売買の実状を伝えていただき、貧困が貧困を再生産してしまっている南北問題の根深さについてお話をいただきました。
また、フェアトレードラベルジャパンの方には、フェアトレードの理念、活動をご講演いただき、慈善や寄付ではない、新たなシステムを構築することにより、貧困問題を解決していこうとする取り組みについて伝えていただきました。生徒達は大きなショックを受けたようです。
これらを踏まえ、各学期末に実施している、各班のプレゼンテーションで今年度の授業を終えます。
1年間、新たな授業方法に積極的に取り組んでくれた生徒達に感謝をします。

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