【報告】1/18（水）卒業生特別講演会－John Hathway氏

【第９１回卒業　John Hathway氏の講演】
１月１８日（水）５時間目に、卒業生のJohn Hathway氏による講演会を行いました。
以下に講演骨子をまとめてご紹介します。

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元々、聖学院中学時代からUFOや超常現象に興味があり、UFOを浮かせる夢を持っていた。その夢を実現させるため、「反重力」という物理現象に強い関心を持つようになり、聖学院中高の物理部で研究していた。

中学時代から物理部だけでなく家の部屋に理科実験道具を備えて、家で科学実験をしていたのがその研究活動が今の自分の下地を作っていたと考えている。26歳までは千葉大学物理学科とその後は東京大学大学院博士課程で物理学を研究した。人が空中を浮いたり空中移動技術を開発したいと、真剣に考え研究に励んでいた。

一方、自分自身がアニメや少女漫画家の夢も持っていた。パソコンの画像編集ソフト「Photoshop」を使って、1枚の壮大な空想世界のイラストをこの講演会中で披露したが、制作に4000枚の画像を重ね合わせ3か月もかかった。まさに「根性」というパラメータで描いている。

現在、Artist ・Scientist・イラストレーターというマルチな活動をしている。イラスト以外にも独自の真空管を用いたヘッドフォンも開発した。家に旋盤などの金属加工の道具もあって、町工場で設計・製造販売を行っている。ヘッドフォンは１台28万円という金額で販売しているが完売した。また、動くフィギュアを実現すべく、人工筋肉をサーボ（制御装置）化も開発し海外でも人気を博している。

聖学院に在籍して良かったことは、腰を据えて好きなことができたことだ。自分の研究を理解し応援してくれた仲間や先生方がいてくださった。女子の目を気にせずのびのび過ごせたことは大きなメリットだと思う。今考えればいくつかの教科は、もっと勉強しておけばよかったという反省もある。

学校生活を通して、何事も自分で動かないといけないことも学んだ。今までの人生を振り返って、本当にやりたいことはプロセスを踏んでいけば、必ず成し遂げることができると信じている。皆さんも頑張ってください。

記録：宮　聡（同窓会担当）

※John Hathway はアーティストネームです。

▼John Hathway公式HPは→コチラ