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人の幸福は魂の満足

3月10日に聖学院高等学校第70回(聖学院第111回)の卒業式を感動のうちに執り行うことができました。奇しくも卒業生も111名でした。

6年前に期待と不安の入り混じった気持ちで入学してから6年の月日が流れたわけですが、この式の中で卒業生の口から数え切れないほど「ありがとうございました。」という感謝の言葉を聞いて驚きました。

巣立っていった卒業生が書き残していった文集をじっくり読んでいます。実に多くの卒業生が学校生活に満足し、感謝の気持ちを言葉で伝えてくれています。ここで学んだ”Only One for Others”の理念を人生の生き方として大切にしたい、と書いています。嬉しいことです。自分の過去を思い返して満足できることは神様から人間に与えられる幸せであり、恵みですね。

「人間にとって最も幸福なのは喜び楽しんで一生を送ることだ。人だれもが飲み食いしその労苦によって満足するのは 神の賜物だ。」(コヘレトの言葉3章12-13節)