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【中3】インダストリアルデザイン思考を知る(レーザーカッター体験学習)

来月、高校グローバルイノベーションクラス(GIC)説明会を控えた中学3年生に、事前にGICのSTEAM授業ではどのような設備で何をするのか知ってもらう目的で、レーザーカッターの体験学習を行いました。

【学習の流れ】
① レーザーカッターの特性をレクチャー
② キャラクターを描いてデジタルデータとしてロイロノートへ提出
③ その場でアンケート投票
④ データ変換
⑤ 各クラス1位の作品をレーザーカッターで出力

ただの「アート」作品ではダメで、レーザーカッターという生産技術の特性を理解した上で「デザイン」する必要があり、そこが初めての生徒たちにとっては難しかったようです。末端がつながるとパーツが分離してしまう、塗りつぶすと燃えてしまう、幅が狭すぎると強度が落ちる…などの配慮が必要だと気付きました。

ほとんどの作品に対してダメ出し&再提出をさせなければいけませんでしたが、中にはアートセンスとインダストリアルデザイン思考の両方が備わっている生徒もいて、感心しました。

最先端の生産技術を活かすためには、設計やデザインに関する新しい考え方の定着も必要だなと感じました。「ものづくり」の創造力を磨く、良いきっかけになったと思います。(中3理科教諭・宮 隆允)