SEIG NEWS

【中高物理部】夏期休暇中の活動報告 電子工作とドローンプログラミング

電子工作作業のひとつ、基板を確認する

先輩が指導し、電子工作とドローンプログラミングを実施
~中止した夏期合宿の代わりのプログラムに延べ120名が参加~

8月23日(月)〜26日(木)の4日間、高校生が指導して電子工作とドローンプログラミングの実践を行いました。中1~高2まで延べ120名が参加しました。
例年は夏期合宿として、山梨県鳴沢村グラウンドで『ペットボトルロケット発射実験』を行ってきましたが、今年は新型コロナウイルスの影響で中止となりました。その代替として学校で参加できる形式の活動を考えました。部員を4分割し、三密を避けるなどの感染症対策に気をつけて実施しました。

【電子工作班】

秋葉原の電子工作パーツ専門店で全員分の「電子工作キット」を購入し、各自作成しました。半田付けをしたことがない部員のために、顧問の先生や上級生がやり方などの説明をして実践練習をし、サポートしました。参加した部員は集中して作業に取り組んでいました。半田付けに四苦八苦し時間がかかってしまった部員も、自分が作った基板が正常に動作した時はとても嬉しそうでした。電子工作にチャレンジした部員たちは「次やるときは、もっときれいに半田付けできるように頑張りたい」「自分で組み立てたキットでLEDが光ったときはとても嬉しかった」などの感想を話していました。

半田付けにチャレンジする部員

【ドローン班】

先月7月24日に実施した外部専門家によるドローンプログラミング研修会をさらに深めた内容で、高2のリーダー達が指導役として実施しました。機体はクラブ所有の Tello という教育用ドローンを使用し、プログラミングは前回同様 iPad 上のアプリケーション(TelloEDU)で行いました。コースを少し複雑にし、難易度を上げました。

研修会に参加した部員が、参加していない部員に丁寧に教えて協力しあっていたので、互いに成長できる場を作れたと思います。作成したプログラムでドローンがゴールにたどり着いたとき、部員たちは喜びの声を上げていました。部員たちからは「もっと難しいプログラミングに挑戦したい」「もっと正確にドローンが動くようにプログラミングしたい」などの感想を聞くことができました。

ドローン飛行実験中の部員達

ドローンプログラミングの画面

今回、夏期休暇中の活動でしたが、久しぶりに顔を合わせ、皆で目標を決め、上級生が下級生を指導しながら、電子工作とドローンの知識と経験を得ることが出来たのは本当に良かったと感じます。この経験を今後の活動にいかして、探究していきたいと思います。

物理部部長 渡辺奏太(高2)
 (顧問:清水広幸、佐藤充惠、諸橋 陸)