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【高2沖縄平和学習】自分自身を創造し平和を定義する、4泊5日の旅

沖縄の海を守る団体「マナティ」海洋ゴミ回収プロジェクトに参加

高校2年生は、10月10日(火)~14日(土)の日程で、沖縄平和学習へ行ってきました。
コロナ禍のときは中止になったり、日程を短縮したりしましたが、今年度は完全に元通りの4泊5日の行程で実施することが出来きました。保護者の方々や関係者の方々のご理解とご協力に、心より感謝いたします。特に今の高校2年生たちは、中学時代の行事が全てコロナで中止を余儀なくされてきましたので、今回の旅では大きな達成感を得ることができました。

沖縄平和学習を実施するにあたり、学年としては、生徒全員が「平和ガイドになる」というドライビングクエスチョンを設定し、事前学習から数々の取り組みを行いました。本番の行程も日本で唯一行われた地上戦である、沖縄戦に想いを馳せられるよう、米軍の上陸地点を最初に訪問するなど工夫を凝らしました。

2日目以降も米軍の進軍と、当時の沖縄の官民それぞれの退却ルートを戦跡として巡り、生徒達が沖縄戦をストーリーとして理解できるように随所に工夫を施しました。

3日目と4日目は、沖縄平和祈念資料館のホールにて平和礼拝を行い、グループで設定した、沖縄の文化や沖縄が抱える社会課題に向き合う地域の方々(アドバイザー)を訪問しました。訪問先では、演奏したり踊ったり、漁業を学び魚を捌く体験をしました。

最終日は沖縄コンベンションセンターで、実際に来る前と来た後での自身の沖縄に対する思いを語り、現地の方々から教えていただいたことを共有し、平和を創造するということを考えました。今回多くの経験を通じて得られた学びを忘れることなく、将来自身の人生に活かしてくれることを願っています。(高2学年主任・武井 貴)