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【高校GIC】ド根性PASSIONプロジェクト 渋谷から社会を変えた高校生の挑戦

プロジェクトに参加したGIC生と本校バスケ部のボランティアスタッフの皆さん

「スポーツ観戦の熱量を、社会課題へのアクションへ。」

4月25日(土)青山学院記念館にて、本校の生徒3名によるプロジェクト「ド根性PASSION」が、プロバスケットボールチーム「サンロッカーズ渋谷」のホームゲームに正式参画し、約4,000人の観客を巻き込んだ実証実験を実現しました。

 

■プロジェクト誕生の背景

きっかけは、日常の中の小さな気づきでした。バスケットボールのスタジアムや渋谷の街で目にするゴミの散乱。その背景に「人々の無関心」があるのではないかと3人は考えました。

「スポーツ応援の一体感や自己有用感というポジティブな力を活用して、ゴミ問題を解決できないか」というアイデアが生まれ、「応援の熱量を、街へのアクションへ」をテーマに掲げたプロジェクトがスタートしました。

■「応援ポリ袋」というアイデア

3人が生み出したプロダクトは、「応援ポリ袋」です。

入場時に全観客へチームカラーのビニール袋を配布。試合前の儀式として袋の中にスマートフォンのライトを入れ、会場全体を一色に染め上げます。そして試合終了後、各自がゴミを袋に入れて持ち帰るというシステムです。

応援と環境意識が自然につながる、この仕組みが多くの人の注目を集めました。

■渋谷から広がる実践の軌跡

アイデアを実現するため、3人は積極的に社会へ働きかけました。

・SHIBUYA QWS(渋谷キューズ)でのプロジェクト活動を開始
 ※SHIBUYA QWS Innovation協議会が主催する『QWSステージ』について⇒コチラ
 ※本校の生徒3名によるプロジェクト「ド根性PASSION」について⇒コチラ

・渋谷区役所を訪問し、プレゼンテーションを実施。高い評価を獲得

・サンロッカーズ渋谷への連携を提案し、複数回の会議を経て正式採用が決定

サンロッカーズ渋谷への連携について会議を行いました

SHIBUYA QWS(渋谷キューズ)でのプロジェクト活動ではSQI協議会優秀賞受賞をいただきました

■当日の様子

4月25日、青山学院記念館で行われたホームゲーム当日。本校バスケ部の15名がボランティアスタッフとして参加し、入場する観客一人ひとりへ応援ポリ袋を手渡しました。

実際に配布された「応援ポリ袋」

「試合前のサンロッカーズからのお知らせ」のコーナーでは、3人がコートに立ち、これまでのプロジェクトの歩みと想いを来場者に向けて発信しました。約4,000人の観客が、彼らが制作した袋を手にしたその光景は、プロジェクトの集大成となりました。

約4,000個ものサンロッカーズイエローが会場を鮮やかに彩り、プロジェクトは大成功に終わりました

■生徒の声

臼井 森乃助

感動的でした。自分たちの些細な懸念から始まったプロジェクトが、こんなにも大きな舞台で実装されている光景は、言葉では言い表せませんでした。「高校生でも、訴えれば何かを変えられる。」そう本気で思えた経験でした。大きな壁や隔たりがあっても、お世話になった大好きな渋谷を胸に、何度も三人で、そして多くの聖学院生とバスケ部で共に乗り越えてきました。苦しいことも多かったですが、それ以上に、自分たちの想いを信じ続けた時間だったと思います。そして当日、約4,000人もの人が、自分たちの作った応援袋を手にしていました。あの景色は、一生忘れることができません。自分たちの小さな一歩が、人を巻き込み、街の景色の一部になりました。その事実が、今でも胸を熱くさせています。

サンロッカーズ渋谷の関係者の皆様、活動の機会をくださった渋谷QWSの皆様、支えてくださった先生方に、心より感謝申し上げます。

 

遠藤 快

まず、このような貴重な機会をくださったサンロッカーズ渋谷の皆様やこれまで関わってくださった全ての方々に感謝申し上げます。プロジェクト開始から様々な困難がありながらも三人で乗り越え、プロの試合への導入を実現したことに大きな達成感を感じています。これからも私たちの思いを実現するため頑張って活動していきます。

 

熊崎 隆之助

3人で夜遅くまで電話をしながら話し合っていた時間や、渋谷QWSでお菓子を食べながら計画を進めていた時間は、本当に楽しくあっという間でした。1年近くかけて進めていたものが形になり実現したことはとても嬉しく思います。私1人では絶対に達成することはできませんでした。サンロッカーズ渋谷の関係者の方々、渋谷QWSの皆様はもちろん、袋制作を手伝ってくれた友達、そしてなによりチームメンバーには感謝しています。みんなが居たから最後まで走り抜けることができました。

 

臼井 森乃助くん

遠藤 快くん

熊崎 隆之助くん

このプロジェクトを通じて、生徒たちは「アイデアを持つこと」だけでなく、「社会に働きかけ、実現する力」を身につけました。プロフェッショナルな組織と真剣に向き合い、仲間と共に困難を乗り越えた経験は、かけがえのない財産となったことでしょう。

サンロッカーズ渋谷の関係者の皆様、SHIBUYA QWSの皆様、そして支えてくださったすべての皆様に、心より御礼申し上げます。

(高3GIC担任 諸橋陸)