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【高校野球部】「Oneteam」の集大成。強豪に挑んだ夏、10回裏まで続いた熱戦の記録

 -Oneteam- 主将・3年松本、副主将3年布施を中心に、選手だけでなく指導者、顧問、そして保護者の方々全員の想いを背負ってプレーする。彼らがこの3年間で貫いてきた聖学院野球。

7/11(土)15:00よりオーエンススタジアム江戸川にて行われた、第108回全国高校野球東東京選手権大会2回戦で聖学院野球の集大成が見られました。
対戦相手は、葛飾野高校。プロ野球選手も輩出する強豪校の一角です。聖学院の命運を背負って、背番号1 布施(3年)に先発を託します。

試合は、まさに手に汗握る投手戦となりました。立ち上がりからエンジン全開の布施は、危なげないピッチングでスコアボードに0を重ねていきます。しかし3回にピンチを迎えます。先頭打者に四球、次の打者に犠打を決められ、後続は抑えて2アウト2塁。迎えるは好打者の1番打者。鋭いライナー性の打球をライトに放たれますが、この難しい打球を右翼・砂押(3年)が好プレー。見事に捕球し、ピンチを凌ぎます。ピンチの後にチャンスあり。続く4回表先頭の3番木村(3年)が中前安打を放ち、相手のエラーも絡み2アウト1・3塁のチャンスを迎えますが、ここは後一本が出ず、試合はスコアレスで終盤へ。

 ここまで6回0封のエース布施を援護すべく、選手が奮起します。1死から6番松本(3年)が死球で出塁。続く7番齋藤(1年)が犠打を決め、相手のフィルダースチョイスを誘う。さらに8番紫関(3年)もきっちり犠打を決め、2死2・3塁のチャンスを演出。ここで、砂押に代わり代打で五十部(2年)が登場。チームで指折りの打撃センスの持ち主です。その技術を活かして、粘りながら見事に四球を選び、満塁。ここで、1番布施が登場。しかし、空振り三振に倒れ、1点が遠い展開となります。そのまま0-0で迎えた9回裏。エラーも絡み、2死1・2塁のピンチに。ここを布施が踏ん張り、5番打者を中飛に抑え、延長戦(タイブレーク戦)に突入します。無死1・2塁から始まるというルールです。ここで、先頭の8番紫関が三塁線に絶妙な犠打を決めると、相手のミスを誘い、無死満塁の大チャンスを演出。後続が倒れ、1死で1番、好打者布施。2-1から見事に強振して振り抜いた打球は左前適時打に!待望の先制点を取ります。

 1-0で迎えた10回裏の守備。犠打を決められ、1死2・3塁となり、後続の打者に連打を浴び、1-2で惜しくも敗戦となりました。
1人で投げ抜いた布施をはじめ、ディフェンスは試合を通してほぼノーミス。パーフェクトゲームと言っても良い素晴らしい内容でした。ほんとに少しの差で、相手に及びませんでした。この試合は、まさに「Oneteam」を体現した、彼らの、聖学院野球の集大成でした。彼らに落ち目は全くありませんでした。彼らを勝たせてあげられなかったのは、指導者の責任です。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 彼らともっと一緒に野球をしたかった…そう思わせてくれるチームになりました。江戸川球場の三塁側スタンドを埋め尽くす観客の皆様。たくさんの聖学院生たち。そうさせたのも、高3部員の日頃の取り組みや人柄を評価してもらえているからでしょう。「応援されるチームになりなさい」。そう言ってキックオフした3年の代でしたが、我々の想像を上回るスピードで野球人として、1人の人間として大きく成長してくれた11名。我々指導者も、彼らと過ごした時間はかけがえのないものとなりました。嬉しいことも、辛いことも全部自分たちの力で乗り越えてきた皆さんなら、これから先は何があっても大丈夫です。自分の進路を決めるという、新たな旅が始まります。持ち前の明るさと忍耐強さで精進していけますように。残された1・2年生も、この偉大な先輩方が託してくれたバトンを、しっかり繋いでいきましょう。

 最後に、ここまでご尽力頂いた保護者の皆様、先生方、並びに関係者の皆様、心より感謝申し上げます。また、応援してくださった皆様、猛暑の中現地で演奏してくださった吹奏楽部、OBの皆様にも心より御礼申し上げます。
 引き続き、高校野球部は「応援されるチーム」になれるよう、Oneteamで精進してまいります。

(顧問:佐藤俊輔、鎌形薫)