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【中1】自分も相手も大切にする関係とは? ―性教育講演を実施しました

写真は入学時のオリエンテーションで「バウンダリー(自分と他者との境界線)」について学んだ時の様子です

 中学2年生から高校Ⅱ年生を対象とした講演会とは別に、性教育の一環として、中学1年生を対象に「自分も相手も大切にする関係って?」と題した授業を養護教諭が行いました。
本校では、人と人との関わり方について学ぶことを通して、自分自身と他者の双方を尊重し、大切にできる生徒の育成を目指しています。

 中学1年生は、入学時のオリエンテーションで「バウンダリー(自分と他者との境界線)」について学んでいます。今回はその学びをさらに深める機会として、日常の友人関係の中でバウンダリーをどのように実践していくかについて考えました。
講演では、①バウンダリー、②同意(コンセント)、③SNSの使い方・付き合い方、④相手を大切にする関係、という四つのキーワードを軸に学びを進めました。

事前に実施したアンケートでは、バウンダリーやSNSの利用について、生徒一人ひとりの考えを尋ねました。その結果をもとに、心地よい距離感は相手との関係性や感じ方によって異なる、ということを確認しました。そして、「友達同士だから」「男子校だからこれくらいは大丈夫」と決めつけるのではなく、相手の気持ちを確かめ、同意を得ることの大切さについて考えました。

また、SNSの使い方についても振り返りました。他人の写真やメッセージを無断でSNSに投稿する場面を題材とし、「なぜしてはいけないのか」「何が問題なのか」を、生徒たち自身のアンケート結果をもとに考えました。SNSにもバウンダリーがあり、画面の向こうには感情をもった一人の人がいることを確認し、スマートフォンをはじめとするデジタル機器との向き合い方について改めて考える機会となりました。

 講演後には、「自分は大丈夫だと思っていても、相手はそう感じていないかもしれないことに気づいた」「友達同士でも同意を得ることを大切にしたい」「SNSの使い方を見直したい」といった感想が多く寄せられました。

友達との関係は、何気ない言動をきっかけに崩れてしまうことがあります。相手の「嫌だ」という気持ちを無視する関係は、対等な関係ではありません。互いを「尊重」するのではなく「支配」する関係につながる可能性があります。だからこそ、自分も相手も安心して心地よく過ごすためには、相手の気持ちを想像し、互いを大切にしながら関わることが大切です。

 事前アンケートでは、友達との関わりで大切にしていることとして、「相手の気持ちを考える」「言葉遣いに気をつける」「嫌がることをしない」「適切な距離感を保つ」といった回答が多く見られました。今回の学びを通して、生徒たちの中に自分と他者の双方を大切にできる力が育まれることを願っています。
(養護教諭:小野 梓)