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【探究Week・中学編】「なぜ?」に向き合い、問いを動かす一週間〜自由研究からギャラリーウォーク、発表会へ〜

 聖学院には、いくつもの「探究」があります。

中学生が、自分の「好き」や「気になる」からテーマを決めて取り組む「自由研究」。高校では、普段の授業から生まれた問いを追いかけたり、理科課題研究に取り組んだり、自らの問いをプロジェクトとして動かしたりしています。テーマも、方法も、成果の形も一人ひとり違います。今年度、こうしたさまざまな探究をつなぐ時間として、中高全校で「探究Week」を実施しました。発表のためだけではなく、自分の問いに向き合い、考え、試し、誰かに話し、また考える。そんな探究のプロセスそのものに、時間を使うための一週間です。

MANNABESE「学びカフェ」

MANNABESEのチューターが3名来てくれました

50名近い生徒が「学びカフェ」を利用しました

■「探究する時間」をつくってみる
中学生にとって、探究Weekの大きなテーマの一つとなったのが、夏休みに取り組んだ「自由研究」です。
さらに調べる。実験する。まとめ直す。先生や友人に相談する。そして、ギャラリーウォークで一度、人に話してみる。アンケートでは、「調べる時間が増えた」と答えた生徒が46.5%。「自分の問いを見直すことができた」28.5%、「実験・制作・調査など、実際に行動できた」22.4%でした。

生徒からは、「新しく実験をして、面白いデータを取れた」という声も寄せられました。
時間ができたことで、それまで頭の中にあった「やってみたい」が、実際の行動へと動き始めました。

■誰かに話すことで、問いが動き出す
探究Weekでは、中学生が互いの研究を伝え合うギャラリーウォークも行いました。
自分の研究について誰かに話し、質問や感想をもらう。そして今度は、自分が誰かの「なぜ?」に耳を傾けます。ある生徒は、こう振り返りました。「最後のギャラリーウォークで一回発表してみることで、自分で何が足りないか再確認することが出来た。」

完成したものを発表するだけではなく、発表することそのものが、探究を進める機会になる。探究Weekがその後の探究や発表に「役立った」と回答した生徒は約半数。自由記述には、新たに実験をした、先生との相談でポスターを改善した、一度発表して足りない点に気づいた、といった具体的な前進も記されていました。

中学2年生のギャラリーウォークの様子

質問が飛び交います

中学3年生ギャラリーウォークの様子

■「AI」から「寿司」「かすてら」「ロケット」まで
そして9月30日(水)、各クラスから選ばれた代表者による「中学自由研究発表会」が行われました。今年もテーマは実に多彩です。

「AIはなぜ間違えるのか ~AI ミス0への挑戦~」
「『この橋、大丈夫?』~橋の強度実験~」
「もしおじいちゃんが車いすを使っていたら、記念祭に招待できるのか?」
「発見!!!ぼくの周りにあるユニバーサルデザイン」
「パックに入った寿司を崩さずに持ち運ぶ方法は?」
「江戸時代のかすてらの食べ方」
「モデルロケットを発射地点の近くに着地させるには」

など、一人ひとりの興味から生まれた研究が並びました。
一見すると、まったくつながりのないテーマです。けれど、その出発点にあるのは、「なぜだろう」「もっと知りたい」「試してみたい」という一人ひとりの関心です。
代表者たちは4分間という限られた時間の中で、自分の問いと、そこからどのように調べ、考えてきたのかを伝えました。

「発見!!!ぼくの周りにあるユニバーサルデザイン」

発表は講堂で行われます

各クラスの代表者が、自分の問いと、そこから始まった探究の軌跡を伝えました。

■発表の先から、また次の探究が始まる
探究Weekを経て、生徒たちには「探究は自分の興味から始めてよい」「正解がなくても進めてよい」「調べるだけでなく実際にやってみることが大切」といった学びの姿勢が定着してきています。

発表は探究のゴールではなく、次の問いが生まれるスタートラインです。一人ひとり違う問いが学校中を行き交い、誰かの問いが新たな好奇心を生み出す。聖学院の中学探究は、ここからまた続いていきます。